当院放射線科では、常勤医師2名、非常勤医師5名、診療放射線技師27名、クラーク4名が勤務しております。専門のスタッフが最先端の装置を駆使することによって的確な検査と診断を迅速に行い、患者さんに早く適切な治療を受けていただけるよう、"迅速・的確な検査と診断、早期治療"をモットーに診療に従事しております。放射線科は救急救命科とは直結しており、救急救命患者さまに対して特に迅速な対応を行っております。
2)一般撮影装置
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3)マンモグラフィ撮影装置
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CT装置はX線を体の周りから照射し、体内を複数の断面から観察することが出来ます。
2023年10月当院ではGE社製フラッグシップモデルRevolutionCT、最新装置Revolution Ascendの2台を導入しました。
AI(ディープラーニング)技術を使用した画像構築で、鮮明な画像でありながら被ばくを低減することが可能となっております。
また頭部や心臓を1回転で撮影することができ、動きのない鮮明な画像を得ることが可能です。
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衝撃波を使って結石を砕くことが出来る装置です。身体を切ることなく、尿管結石の治療がおこなえます。
X線透視を用いて目的の血管にカテーテルを挿入して撮影及び治療を行います。当科ではFPDシステムを採用し、高精細な透視及び動画を提供し、尚且つ患者さん の被曝線量も大幅に低減することができます。当院では最新の血管撮影装置を3台設置しています。頭頸部、腹部血管の治療・検査ではドイツのシーメンス社製装置を、心臓・四肢血管の治療・検査では、アメリカのGE社製装置を使用しています。
これらの装置を最大限に活用し、年間1000件近くのカテーテル治療・検査を行っています。
7)PET-CT装置
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8)ガンマナイフ治療装置
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手術室でX線透視を行うのに使用する装置です。手術室に3台配置されています。
ハイブリッド手術室とは手術台と血管X線撮影装置を組み合わせた手術室のことです。
当院ではGE社製のAllia IGS7を使用しています。主にTAVI、ステントグラフト、脊椎後方固定などの手術で使用しています。
11)移動型X線撮影装置
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主にX線を出しながら行う検査や治療に使用する装置です。 |
島津メディカル製
SOMIALVISION G4導入により、精度の高い骨密度検査が可能になりました。
Dual-energy X-ray Absorptiometry(二重エネルギーX線吸収測定法)の略で、2種類の異なるX線を照射することで、それぞれのエネルギーがからだの組織によって吸収率が異なることから、検査対象の組成を測定する方法です。このDXA法による骨密度測定は『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン』にて推奨されており、骨粗鬆症の評価に優れています。
骨の強度が低下して、骨折しやすくなる骨の病気です。骨粗鬆症によって骨がもろくなると、つまずいて手や肘をついた、くしゃみをした、などのわずかな衝撃で骨折してしまうことがあります。また、骨粗鬆症自体には痛みなどの自覚症状がなく、背中や腰が痛くなってきた・以前より身長が縮んだ、など症状が悪化してから気付くことがあります。予防的な意味でも、自覚症状がない時から検査を受けることをお勧めします。
・腰椎と大腿骨頸部の検査を行います。 ・検査は入室してから退出するまで10分~15分程度です。 (1部位の撮影時間自体は10秒程度です) ・検査部付近に金属・ボタン・貼り薬・カイロ等が付いている場合は 外してもらうか、検査着に更衣をしていただく必要があります。 ・妊娠中もしくは妊娠の可能性がある方は検査できません。
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※特に次のような方には骨密度検査をお勧めします。
・高齢者
・閉経後の女性
・関節リウマチ
・副甲状腺機能亢進症
・糖尿病
・慢性腎臓病(CKD)
・長期的にステロイド薬を使用している
・動脈硬化
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・日光に当たる機会が少ない、または運動不足
・カルシウムの摂取量が少ない、無理なダイエットをしている、偏食がある