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診療科・部門

放射線科

放射線科のご案内

当院放射線科では、常勤医師2名、非常勤医師5名、診療放射線技師27名、クラーク4名が勤務しております。専門のスタッフが最先端の装置を駆使することによって的確な検査と診断を迅速に行い、患者さんに早く適切な治療を受けていただけるよう、"迅速・的確な検査と診断、早期治療"をモットーに診療に従事しております。放射線科は救急救命科とは直結しており、救急救命患者さまに対して特に迅速な対応を行っております。

放射線科

医療設備紹介

 1)MRI装置

MRI機器

2021年12月シーメンス社製「MAGNETOM Lumina」(3TMRI)と2022年2月にシーメンス社製「MAGNETOM Altea」(1.5TMRI)の2台を導入しました。
磁石と電磁波を使用して身体の中の様子を断層画像化する検査です。当科では2台のMRIを設置しています。(1.5テスラ ・3テスラ)特に3テスラMRI装置は、1.5テスラMRI装置より微細な脳の情報を得ることができ、脳梗塞の早期診断、微小な脳動脈瘤・脳出血の検出に優れています。

放射線科 MRIのご案内はこちらから
2)一般撮影装置


主に全身の骨や胸部・腹部・四肢をX線で撮影する検査です。
当科では3台の装置を設置しており、全てFPDシステムを採用し、患者様の被爆軽減に努めています。

3)マンモグラフィ撮影装置

当科では12名の女性技師が常勤し、女性が活躍する職場となっております。マンモグラフィ検査は全て女性技師が撮影を行っています。マンモグラフィ認定技師も常勤しており羽曳野市のマンモグラフィ検診もおこなっております。マンモグラフィ検査では乳がんの早期発見に貢献しています。

4)CT装置

CT装置

CT装置はX線を体の周りから照射し、体内を複数の断面から観察することが出来ます。
2023年10月当院ではGE社製フラッグシップモデルRevolutionCT、最新装置Revolution Ascendの2台を導入しました。
AI(ディープラーニング)技術を使用した画像構築で、鮮明な画像でありながら被ばくを低減することが可能となっております。
また頭部や心臓を1回転で撮影することができ、動きのない鮮明な画像を得ることが可能です。

5)体外衝撃波結石破砕装置

体外衝撃波結石破砕装置
衝撃波を使って結石を砕くことが出来る装置です。身体を切ることなく、尿管結石の治療がおこなえます。

6)血管撮影装置

血管撮影装置
X線透視を用いて目的の血管にカテーテルを挿入して撮影及び治療を行います。当科ではFPDシステムを採用し、高精細な透視及び動画を提供し、尚且つ患者さん の被曝線量も大幅に低減することができます。当院では最新の血管撮影装置を3台設置しています。頭頸部、腹部血管の治療・検査ではドイツのシーメンス社製装置を、心臓・四肢血管の治療・検査では、アメリカのGE社製装置を使用しています。
これらの装置を最大限に活用し、年間1000件近くのカテーテル治療・検査を行っています。

7)PET-CT装置

PET-CT装置
2023年5月にGE社製「Discovery IQ 2.0」を導入しました。FDGといわれる放射線核種を静脈注射し、がん細胞を検出して画像化する装置です。当科では、PET装置とCT装置が融合したPET-CT装置を設置しています。PET-CT装置は、PET装置単体よりも精度の高い検査・診断を行うことができます。

8)ガンマナイフ治療装置

ガンマナイフ治療装置開頭手術を行うことなく、放射線(ガンマ線)を使って脳血管障害や脳腫瘍を治療する装置です。

9)手術室専用X線透視撮影装置

手術室専用X線透視撮影装置
手術室でX線透視を行うのに使用する装置です。手術室に3台配置されています。

10)ハイブリッド手術室血管撮影装置

ハイブリッド手術室とは手術台と血管X線撮影装置を組み合わせた手術室のことです。
当院ではGE社製のAllia IGS7を使用しています。主にTAVI、ステントグラフト、脊椎後方固定などの手術で使用しています。

11)移動型X線撮影装置


移動困難な患者様のX線撮影を病室や手術室で行う装置です。3台配置されています。
FPDを使用して撮影し、撮影後は装置に装備されたモニターで直ちに画像を確認することができます。
また、院内無線LANにより患者情報の取得や画像の送信も装置単体で行うことができます。

12)X線透視装置(X線TV)

主にX線を出しながら行う検査や治療に使用する装置です。
胃や大腸、胆管や膵管などの消化器や泌尿器検査などが行われている他、DXA法による高精度な骨密度測定や、脊椎や四肢の長尺撮影、トモシンセシスも行っています。FPDシステムを採用しています。

DXA法による精度の高い骨密度測定ができます

島津メディカル製
SOMIALVISION G4導入により、精度の高い骨密度検査が可能になりました。

DXA法とは

Dual-energy X-ray Absorptiometry(二重エネルギーX線吸収測定法)の略で、2種類の異なるX線を照射することで、それぞれのエネルギーがからだの組織によって吸収率が異なることから、検査対象の組成を測定する方法です。このDXA法による骨密度測定は『骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン』にて推奨されており、骨粗鬆症の評価に優れています。

骨粗鬆症とは

骨の強度が低下して、骨折しやすくなる骨の病気です。骨粗鬆症によって骨がもろくなると、つまずいて手や肘をついた、くしゃみをした、などのわずかな衝撃で骨折してしまうことがあります。また、骨粗鬆症自体には痛みなどの自覚症状がなく、背中や腰が痛くなってきた・以前より身長が縮んだ、など症状が悪化してから気付くことがあります。予防的な意味でも、自覚症状がない時から検査を受けることをお勧めします。

検査に関して
・腰椎と大腿骨頸部の検査を行います。

・検査は入室してから退出するまで10分~15分程度です。
   (1部位の撮影時間自体は10秒程度です)

・検査部付近に金属・ボタン・貼り薬・カイロ等が付いている場合は
   外してもらうか、検査着に更衣をしていただく必要があります。

・妊娠中もしくは妊娠の可能性がある方は検査できません。

 

 

 

 

 

                              
検査の流れ

※特に次のような方には骨密度検査をお勧めします。

・高齢者
・閉経後の女性
・関節リウマチ
・副甲状腺機能亢進症
・糖尿病
・慢性腎臓病(CKD)
・長期的にステロイド薬を使用している
・動脈硬化
・慢性閉塞性肺疾患(COPD)
・日光に当たる機会が少ない、または運動不足
・カルシウムの摂取量が少ない、無理なダイエットをしている、偏食がある

ふれあい新聞(病気のお話)