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初期臨床研修医に聞く

 

研修医 尹ハンソル 医師

医師国家試験に合格した医師は、その後、臨床研修が義務付けられています。内科、外科、救急外来などの診療の研修を2年間行い、基本的な診察力を養成します。城山病院では毎年2名の研修医を受け入れています。昨年4月から赴任した尹医師(北京大学出身)に話を聞きました。

初期臨床研修に当院を選んだ理由は?

大阪市に住んでいるので、大阪府内の市中病院で、研修医の人数が少なく、手技指導などをたくさん受けることのできる病院を自分で探して、城山病院に決めました。面接や見学の時の先生方の説明が丁寧で、院内の雰囲気がとてもよかったです。

実際に赴任して、いかがですか?

最初は不安でした。というのも、8年ぶりの帰国で、日本での学生生活はあっても、大人になってからの社会生活がなかったからです。文化や習慣、コミュニケーションの仕方が分からない。それに加えて、日本の医療用語に慣れておらず、毎日、辞書を片手に悪戦苦闘しました。特にたくさんの英語の略語に苦労しました。中国ではすべて漢字です。幸い、先生方の丁寧で親切な指導で、日々有意義に過ごしています。消化器・乳腺センター配属を経て、現在は脳・脊髄・神経センターで勤務しています。大学在学時には消化器外科の専門医になろうと思っていましたが、脳・脊髄・神経センターに配属になり、初めての開頭手術に立ち会った時に「こんな世界があったのか」と大きな衝撃を受けました。大変興味がわきましたので、今はこの分野に進みたいと思っています。

将来の夢は?

まず、医師を目指すきっかけを話します。父が社会福祉を大学で教えており、教鞭の傍ら、生活が困窮されている方々への支援をボランティアで行っていました。私も小さい時からその現場に同行し、そこで活動する医師の姿を見て、「私もあんなことがしたい」と胸の奥で思っていました。外国語大学に入学しましたが、やっぱり医師になりたいと、その大学を辞めて、北京大学に再入学。北京大学を選んだのは、父の多くの知人が北京に居住していたことと、中国語を習得したかったからです。これからは日本の高度な医療と丁寧な診療の仕方を学び、知識を身につけて、何年先になるか分かりませんが、外国で働きたいと思っています。東南アジアなど医療が行き届いていない地域の人達を助けたいです。

最後に東野副院長から

医療の世界はどんどん進化し、医師も勉強しなければついていけません。今こそ尹医師のようなバイタリティーがあり、大きな夢をもつ医師が必要だと強く思います。「医療知識を増やしたいので講義して欲しい」と言う尹医師の希望で、時間外に何度も講義時間を持ち、また、尹医師が自ら担当した救急患者さまの院内症例発表をサポートしました。今年は内科学会での発表も控えています。今後のご活躍に期待しています。