
城山病院 院長
石橋 孝嗣 医師
城山病院は大阪府から地域医療支援病院、がん診療拠点病院に認定されています。また、羽曳野市災害医療センターにも指定されており、急性期病院だけでなく多くの責務を担っています。
今年度の病院目標を石橋院長に話を聞きました。
今年度の目標テーマは「マグネットホスピタル」です。「マグネットホスピタル」とは患者様や医療スタッフを磁石のように引きつけて放さない魅力ある病院のことを言います。
すなわち、患者様からは「この病院にかかってよかった」、医療スタッフからは「これからもこの病院で働き続けたい」、地域の医療・介護従事者からは「城山病院と連携してよかった」、と思って頂ける病院を目指します。
次に今年度の5つの目標について話します。
⑴病病・病診・医介連携の推進と充実
他院や開業医からの紹介された患者様の受け入れ(前方支援)と、退院や他施設へのスムーズな転院(後方支援)をスムーズに行うため、他院・開業医と定期的に意見交換し、改善すべき点を改善します。
⑵救急医療体制の強化
毎月の救急車受入台数や救急外来からの入院患者数目標値を設定し、達成に向けて協働します。
⑶高度・専門的医療の体制強化
二次救急病院として救急隊からの脳卒中コール(専門医直通電話)やハートコール(急性心筋梗塞や心不全等の救急疾患における専門医直通電話)の体制を強化します。
また、ロボット支援下手術(整形外科、消化器外科、泌尿器科)やカテーテルを応用した低侵襲治療(循環器科や脳血管治療科)をさらに推進します
⑷大阪府がん診療拠点病院としての役割遂行
⑸羽曳野市災害医療センターとしての役割遂行
災害時の基幹病院として中等症患者様の受け入れ、他院へ搬送する場合の最低限必要な措置の実施、医療班の派遣などを的確に行うため市役所、保健所、消防署、医師会などとの協働体制を強化し、災害対策訓練を継続して行います。
⑹病気予防と早期発見のための検診部門の整備と新事業展開
⑴接遇および「説明と同意」の充実
接遇とは丁寧に接するだけでなく、患者様の視点に立って物事を考える姿勢のこと。そのために「利他の心」をもって接遇力を向上させ、また患者様の価値観を尊重したSDM(共同意思決定)の周知・活用を進める努力をします。
⑵インシデント・アクシデントレポートに対する科学的評価を行い、医療安全文化も醸成
⑶医療の質の評価(QI)による定量的評価と質の向上
⑴働きやすく、働きがいのある職場を目指す
勤務環境改善や勤務時間を管理し、ストレス、ハラスメントへの取り組みを強化します。
⑵人が育つ組織作り
職員教育プログラムを充実強化し、障害者雇用も推進します。
国内の一般病院の多くは物価や人件費の上昇で経営が難しい状況です。当院は厳しい状況は脱しており、今後も各項目に具体的数値目標を立て、達成に向けて各部署が協働していきます。
情報管理のペーパレス化、地域の患者様に密着した質の高い医療を提供するための教育、障害者の積極的な雇用を進めます。
以上の目標達成へ向かって「城山病院は患者さまのために存在します」の病院理念のもと、今年度も当院は地域医療に貢献いたします。