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診療科・部門

ME(Medical Engineer)センター

当院では、下記の通り、臨床工学技士として多くの業務を担っております。担当業務は、1人1部門ではなく、1人が複数の業務を熟すことにより、スタッフのスキルアップ、業務の円滑化を図っています。認定士や専門士の取得者も多く在籍しており、不整脈治療専門臨床工学技士 1名、透析技術認定士 3名、体外循環技術認定士 1名、3学会合同呼吸療法認定士 1名となっております。3学会合同呼吸療法認定士取得者は、RST(呼吸ケアチーム)の立上げにも携わっております。

MEセンターの業務

心臓カテーテル室業務

ME

心臓カテーテル室では直介業務、外回り業務を主に行っています。カテーテル室では冠動脈造影や冠動脈に対する治療などの心臓に関する検査・治療はもちろんのこと、末梢血管に対する検査・治療も積極的に行われています。さらに不整脈の検査・治療に関しても多く行われており、カテーテルアブレーション、電気生 理学的検査では装置の操作も行っています。また、最近では、経皮的大動脈弁拡張術なども実施しており、カテーテル室における、業務の幅は、拡大傾向にあります。

人工透析室業務

人工透析室業務

人工透析室では主に、腎不全になった患者さんに対し、血液透析治療を行っております。

ベッド数は25床で、月・水・金曜日2クール、火・木・土曜日1クール体制で治療を行っております。入院患者さんはもちろん、自宅から通院されている患者さんもたくさんおられます。当院では、血液透析治療に加え、LDL吸着療法・白血球除去療法・血漿交換療法・腹水濾過療法などといった、アフェレーシス療法も積極的に取り組んでおります。

また、二次救急を行っているので、急性期の患者さんの受け入れも24時間態勢で整っており、当院に救急搬送され、血液透析や持続的血液透析濾過療法の治療対応をすることがあり、地域に密着した医療の提供を目指しております。

内視鏡室業務

内視鏡室業務

内視鏡室では検査室が3室あり、胃カメラ・大腸カメラ等の検査治療の補助をしています。その他特殊な治療(ERCP、ESD、EMR、EVL、 EIS、EISL、ステント留置術、ブジー)にも携わっています。夜間の緊急カメラ(火・木曜日)にもオンコール体制にて対応しています。また、当院ではカプセル内視鏡も行っております。

手術室業務

手術室業務

手術室ではさまざまな手術が行われています。その中でも弁置換術、冠動脈バイパス移植術、胸・腹部大動脈瘤、大動脈解離などにおける人工心肺業務に携わり、メイン操作者や心筋保護操作者、記録者(外回り)に役割分担し、行われています。さらに当院ではステントグラフト内挿術(EVAR、TEVAR)や フォガティーなども手術室で行われているので、それらの外回り業務も行っています。ペースメーカーやICD、CRTの植込術や交換術にも携わっており、術後に患者さん、あるいはご家族の方に植え込みした機械についての説明も行っています。

補助循環業務

さまざまな場所、特に心臓カテーテル検査室や手術室ではTPM(体外式ペースメーカー)、IABP(大動脈内バルーンパンピング)、PCPS(経皮的心肺補助装置)などの補助循環装置が必要とされることが多く、緊急時に迅速な対応を行っています。

ペースメーカー、ICD、CRT業務

ペースメーカー

当院ではペースメーカー、ICD、CRTを扱っています。それぞれ植え込み手術の立会い、アナライザーにて心内データの測定、プログラマーにて術後1週間後のチェックを行い、さらに定期的に外来で、患者さんの状態に合った設定になるようチェックを行っています。3社の遠隔モニタリングシステムも導入し、外来業務の効率化やHigh Voltage Deviceの作動確認などに活用しております。また、プログラマーは5社用意しており、緊急時にも対応が可能であり、この面からも地域医療に貢献しております。

ME機器管理業務

安全な医療提供ができるバックアップ体制

当院には様々なME機器があり、保守点検や修理を行っています。ラウンド業務を毎日行っており、病棟で使用しているシリンジポンプや輸液ポン プ、人工呼吸器などの作動中点検を行っています。多くのME機器はMEセンターで管理し、始業点検を行い、貸し出ししています。シリンジポンプや輸液ポン プ、除細動器に関しては2ヶ月に1回の定期点検を行い、除細動器の出力点検も行っています。また、定期的に他職種者向けにME機器の院内勉強会も実施しています。

ME機器管理業務1

ME機器管理業務2

ME機器管理業務3

ふれあい新聞(病気のお話)