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ロボット手術センター センター長
消化器・乳腺センター センター長
ヘルニアセンター
新田 敏勝 医師
今年6月から胃がんに対して手術支援ロボット「ダヴィンチXi」による手術が保険適用になりました。これは国が 定める症例数を超えたことによるもので、南河内の民間病院では初めてす。
ロボット支援手術の有効性などを新田医師に聞きました。
2022年12月に最新の手術支援ロボット「ダヴィンチXi」を導入し、これまで大腸がんや胃がん、前立腺がん、鼠経ヘルニアなど200例以上の手術を行ってきました。
ロボット支援手術は出血が非常に少なく低侵襲で、安定的に正確で精緻な手術ができます。導入当時はロボット支援手術を希望する方が遠方から来院されることもありましたが、現在は地域の患者様も従来の手術と同じようにロボット支援手術を受け入れておられます。
また、開業医の先生方も「ロボット支援手術ができるのなら」と当院を紹介してくださるケースも増えています。このように導入からわずか2年でロボット支援手術がこれほど広く浸透した社会の変化に少々驚きを覚えています。
ロボット支援手術は内視鏡下手術と同じように、患者様の身体に小さな穴を開け、内視鏡カメラと鉗子を挿入して行いますが、鉗子を操作する3本のアームが手術台の上に設置されるなど、現場は従来のそれとはまったく様相も違います。
執刀医は少し離れたコックピットのような機械の前に座り、内視鏡カメラがとらえる3D画像を見ながら、遠隔操作で鉗子を操作し手術を進めるます。ロボットが動かす鉗子の自由度は非常に大きく、従来の人間の手では難しかった操作も正確に行うため、精緻な手術を安全に行うことができます。
その結果、出血量が非常に少なく、患者様の回復が早くなります。
胃がんに対しての胃の切除と周囲のリンパ節の切除についてはこれまでも内視鏡下手術を行っていましたが、胃のすぐ前にある膵臓を傷つけないようにリンパ節を切除しなければならず、難度の高い手術でした。
膵臓を傷つけることは言うまでもなく重大な合併症を引き起こすことになります。
しかし、ロボット支援手術の場合は自由度の高いロボットアームにより膵臓に触れることなく、完全にリンパ節を切除できるため、合併症リスクが非常に低く、さらには根治治療が可能になりました。このことは、これまで胃がんを発症されることの多い高齢者の患者様にも安心して手術を受けて頂けると言うことです。
現に当センターでは90代の患者様の胃がん手術を行い、成功しています。ぜひ胃がん手術でお悩みの方は当センター外来にお越しください。