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感染管理特定認定看護師とは

感染管理特定認定看護師 
照本 真也 さん


感染管理特定認定看護師とは、病院・施設内の患者様や医療スタッフの感染を予防、または抑えるための高度な知識・スキルを持つ看護師です。病棟や外来、手術室など院内はもとより、感染症対策に特化した医療従事者が常駐しない介護施設に出向いて指導する等、様々な現場で活動する照本さんに話を聞きました。

感染症を予防する

 感染症とはウイルスや細菌などの病原体が体内に侵入して増殖し、発熱や下痢、咳等の症状が出ることを言います。インフルエンザのように人から人にうつる感染症のほかに、破傷風や日本脳炎のように人から人にはうつらず、傷口から、あるいは動物や昆虫から感染する感染症も含まれており、感染してもほとんど症状がでずに終わってしまう場合もあります。

 また、一度症状がでるとなかなか治りにくく、時には死に至るような感染症もあります。医療や介護の現場では、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)に基づいて行動しており、私たち感染管理特定認定看護師は施設に合った感染管理対策システムを構築し、患者様と職員を感染症から守ることに特化して活動しています。

 昨今の日本はインバウンドによる「輸入感染症」が持ち込まれるケースが増えていることから、感染症が疑われる患者様に対しては、まず外来での問診も重視しています。

感染管理特定認定看護師を目指した理由

 2020年1月に新型コロナウイルス感染症の感染者が発見された後、全国に感染が広がり、医療現場は情報不足等のため混乱を極めました。患者様が新型コロナウイルス感染症と診断されると隔離せざるを得ず、私たちは通常の看護ができなくなってしまいました。退院目前の患者様が感染し、後遺症に苦しむケースもあり、看護師として非常に悔しい思いもしました。

 そんな時に新人の看護師が「新型コロナウイルス感染症の患者様にも、通常と近い形で看護やリハビリを行いたい」と声を上げ、その想いに共感し、感染症の知識を身につけるために学び直し、資格を取得しました。

 現在は各診療科の看護師から感染予防について相談を受けることも多く、やりがいを感じています。

これからの季節の感染症予防

 気温が下がり、空気が乾燥することでウイルスの活動が活発になり、インフルエンザ感染症やノロウイルス感染症、RSウイルス感染症などが多くなってきますので、手洗い、うがい、マスク着用は必須です。

 新型コロナウイルス感染症が2023年5月から5類感染症に位置付けられ、外出自粛要請がなくなりましたが、高齢者や免疫の低下している人が感染すると危険なことに変わりはありません。

 感染しない、感染させない、この心構えが大切です。