三宅 浩介 日本脳神経血管内治療学会専門医 日本神経学会専門医 日本内科学会認定医 |
|
☆メディカルノートに三宅医師が掲載されました 三宅医師 プロフィール
▶ 脳梗塞に対する血管内治療――血栓回収術の具体的な方法 ▶ 脳梗塞治療後のリハビリテーションと再発予防 |
今井 輝國 脳神経内科顧問 脳神経変性疾患研究所所長 |
脳神経内科の担当する疾患として一番多いのは脳血管障害(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)ですが、さらに認知症(脳血管性認知症またはアルツハイマー病)、パーキンソン病およびその類縁疾患、脊髄小脳変性症、震えやジストニー・ミオクローヌスなどの不随意運動、筋萎縮性側索硬化症、てんかん、頭痛、多発性硬化症、髄膜炎・脳炎、代謝性・中毒性脳症、変形性脊椎症などによる神経障害、脊髄炎、脊髄血管障害、脊髄腫瘍、末梢神経障害(ギラン・バレー症候群、糖尿病性・アルコール性・中毒性末梢神経障害など)、重症筋無力症、筋疾患(多発筋炎、筋ジストロフィー症、周期性四肢麻痺)などがあります。それ以外にも高血圧、心疾患、糖尿病や甲状腺疾患を初めとする代謝・内分泌疾患、膠原病などの全身内科的疾患の合併症として、神経系が侵されることもしばしばあります。
脳神経内科を受診される症状としては、頭痛、めまい、ふらつき、しびれ、ふるえ、運動麻痺、筋萎縮、複視、言語障害、歩行障害、物忘れ、意識障害、立ちくらみ、排尿障害、不随意運動などが主なものです。神経の病気というと治らない、原因不明で治療法がないと言われてきましたが、近年,その病態の解明,診断技術法,治療法,さらに介護体制などの進歩に伴い,症状進行の抑制や、発症予防などの治療が出来る疾患が格段に増えてきています。
当院では、放射線科の協力体制のもと、従来まで用いられていた診断検査法に加え、helical 3DCT、Xe-CT、超高磁場 3.0-Tesla MRIやPET(positron emission topography)、血管造影検査、頚動脈エコーなどを用い、精密な画像診断をおこなっています。